外構工事(エクステリア工事)は高額なため、外構専門業者(エクステリア業者)が取り扱っているローンを使用する方は多いです。あるいは、銀行などから借り入れをして支払いをする方もたくさんいます。
実は、エクステリア工事で支払いを行うローンは、大きく分けて2つに大別されています。一つ目は、工事を依頼する業者に直接お金が振り込まれる「信販ローン」です。そして、もう一つはお客様の口座に銀行などからお金が振り込まれる「一般ローン」が存在します。
このページでは、この2種類のローンの違いについて、さらに詳しく述べていきます。これを学ぶことで、エクステリア工事での借入に対する金利を安くすませることができます。
信販ローンについて
ローンを取り扱うエクステリア業者のほとんどが、信販ローンを採用しています。ただ、借り入れが簡単なので、「銀行などに比べると金利が高い」とうデメリットが存在します。また、工事を依頼する業者が契約しているローン会社のみしか使用できない上に、エクステリア工事そのものの発注も他の会社に変更できません。
一方、信販ローンのメリットは、一般的に手続き(審査)が簡単であり、即日または翌日に結果が出ます。所定の簡単な申込用紙に記入するだけですみ、その他の手続きは全てエクステリア工事を依頼する業者が行ってくれるので楽です。
審査が通り次第、お金は外構専門業者に支払わられ、あなたの口座から毎月引き落としが始まります。
お客様に通りやすいローンを提供して現金を先に回収できるので、業者にとってメリットが多いローンです。
ただし、世間を騒がせている悪徳業者のように、工事の契約を無理やり結ぼうとしてくることがあるので注意が必要です。ローンの審査が通ってしまえば、工事費用を支払ったことになるため、その会社にエクステリア工事を依頼するほかなくなります。
デザインや工事内容が決まっていないにも関わらず、どうにかして契約を結ぼうとしてくる業者は断った方が無難です。一度契約書にサインしてしまうと、断ることができなくなってしまうからです。信販ローンも同じように、あなたが納得する提案をしてもらえるまで、借り入れをしないようにしましょう。
一般ローンについて
一般ローンは信販ローンとは異なり、基本的にはあなたの口座にお金が入金されます。また、信販ローンに比べて審査は厳しいのですが、金利は安いです。
一般ローンで借入するお金の流れは、以下の3パターンがあります。
・銀行が直接あなたにお金を貸してくれる
・銀行がお金を貸し出すが、関連保証会社を通す
・銀行は窓口だけの公的ローン
あなたの条件に合わせて、手続きが簡単・難しいなどを調べ、金利が安く最も良いと思うローンを選ぶことができます。
ここで重要なのは、これら一般ローンの契約者はあくまであなたが単独で借り入れするものです。
そのため、複数の会社に相見積もりを依頼したとしても、発注者であるあなたは工事を依頼する会社を自由に選べます。もちろん、一部だけを他の会社に別途発注することも可能です。
例えば、銀行から300万円の予算をあなたが借入して、3社に相見積もりを依頼したとします。
この3社の中で、保証や工事内容で満足できるものを選ぶことができます。たとえ同じ300万円の予算でも、提案してくる内容は全く異なるはずです。
また、業者によって得意とする工事内容は異なるので、「100万円分の工事をA社に依頼して、残りの200万円をB社に依頼する」ことも可能です。
ただ、新築時に良くあるケースですが、「住宅ローンの中に建物以外の予算を含めて借り入れをする」ことは良くある話です。インテリア関係や照明器具、または外構工事の費用が含まれていることがあります。
ハウスメーカーが建物以外のエクステリア工事も同時に受注したいのは当然ですが、借り入れをするのはあなた自身です。そのため、外構などの一部の工事を他の会社に発注するのも自由です。
このとき、「契約違反だ」と言ってきたり、「外構工事も当社が担当することになっています」と強引に契約を迫ったりしてくる業者には問題があります。そもそも、エクステリア工事をどの会社に依頼するのか選ぶのはあなたの自由です。
ただ、契約書を交わしてからでは、同じハウスメーカーに外構工事も依頼しなければならないケースもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
また、一般ローンであっても、あなたの承認印をもらい、エクステリア業者の口座にお金が振り込まれるようにできます。ただ、これはあまりお勧めできません。工事が終わる前に全額を支払うことになるので、業者のいいなりにならざるを得なくなってしまうからです。
銀行などの一般ローンで借入をできるのであれば、金利も安く業者を自由に選ぶことができるのでお勧めです。エクステリア工事は高額なので、できるだけ安い金額で借入できることに越したことはありません。外構工事で借入を行う際は、あなたにあったローンの形式を選ぶようにしましょう。
なお、一般ローンに関しては、当サイトでも相談に乗ることができます。手続きの具体的な方法など、わからないことがあればお気軽に電話してください。