外構工事で提出される見積もりの落とし穴:内訳書について

見積もり書の内訳

外構工事(エクステリア工事)で失敗をしないためには、複数の業者へ見積もりを依頼することが大切です。その中からあなたに合った優良業者を選ぶことで、外構工事で失敗する可能性は限りなくゼロに近づきます。

予算やデザインを考慮した上で、あなたにピッタリの提案をしてくれる業者こそ優良業者です。

見積書の内容は金額だけではなく、デザインや設計などが同封されています。そのため、見積書にきちんと目を通しておく必要があります。なぜなら、見積書には「落とし穴が用意されている」ことがあるからです。そこで、落とし穴に落ちないためのポイントを以下にまとめました。

金額や書式に注意する

見積書の金額や書式は、注意して確認しましょう。見積書は基本的に、金額をまとめた本書と内訳書の2枚に分かれます。分かりやすく説明すると、全体の金額を一目で確認することができる「本書」と、工事内容でそれぞれいくらの金額がかかっているのかを一貫して見れる「内訳書」があります。こちらをご覧ください。

・業者Aの見積書:本書

工事名称

単価

数量

単位

金額

駐車場工事

一式

1,000,000円

・業者Aの見積書:内訳書

工事名称

単価

数量

単位

金額

レベル出し

〇〇

〇〇

〇〇

200,000円

残土処理

〇〇

〇〇

〇〇

200,000円

土工事

〇〇

〇〇

〇〇

200,000円

重機運搬、使用料

〇〇

〇〇

〇〇

200,000円

コンクリート

〇〇

〇〇

〇〇

200,000円

 

このように、100万円の工事を行う際、なぜ100万円もの費用がかかるのかを内訳書では一目で確認できます。そのため、少しでも気になったところがあれば、ピンポイントで説明を受けることが可能です。

その一方で、内訳書を書かずに、見積書を「一式」の一言で終わらせてしまう業者がいます。このような業者は要注意です。内訳を細かく記載しないため、工事内容の金額を細かく確認できなくなります。同じ100万円の工事でも、中身が見えない工事には不安がよぎります。

そのため、「内訳書を同封していない業者は論外」と考えるようにしてください。これは見積りの提案を行う上でのマナーであり、お客様に対する気持ちが無いということになります。

なぜなら、工事内容の個々の費用が明確でないため、どの工事にいくらの費用がかかるのかを隠していると同様だからです。それどころか、工事内容をあいまいにして追加料金を取る悪質な業者もいます。

工事の内容をきちんと表記して、予算内でお客様が納得いく内容の工事を提案するのが優良業者です。お客様の気持ちになって、「細かい内容も知りたい」と思う気持ちを満たしてくれる業者を選ぶようにしましょう。

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