外構工事(エクステリア工事)は、人生で一度あるかどうかの大きな買い物です。購買経験がないため、工事費用の相場やデザイン案などの決め方で悩んでいる方はたくさんいます。
この場合、外構専門業者(エクステリア業者)に見積りを依頼すると良いです。多くのエクステリア業者は無料で見積りを行ってくれるため、これを利用しない手はありません。
費用が発生せずに打ち合わせをしてくれるといっても、工事金額はもちろんのこと、デザイン案や図面なども作成してもらえます。そのため、庭の仕上がりのイメージがしやすくなる上に、予算の見直しを行うこともできます。
ただ、工事費用や庭の構成が分かったとしても、使用する材料の質感や品質までは分かりません。そのため、「打ち合わせ段階では良いと思っていたものが、実際に出来上がってみたらイメージと違っていた」と後悔する方は多いです。
例えば、ウッドデッキやタイルなどは仕入れ先によって耐久性や色合いなどが全く異なります。そのため、現物を見なければイメージ通りの仕上がりを期待するのは難しいです。
このようなリスクを無くすためには、展示場へ足を運び、実物を見るのが一番良いです。
ただし、ホームセンターなどの施設で展示されている製品を見に行っても意味がありません。値段は安いものの、品質が悪く壊れやすいものが多いからです。
また、ホームセンターは庭工事の専門家ではないため、仕上がりの美しさやデザインなどはエクステリア業者にかないません。そのため、展示場を訪れる際は、外構工事専門店が運営している場所に行くようにしましょう。
展示場を保有するエクステリア業者
雑誌やインターネットでさまざまなパターンの庭が紹介されているにも関わらず、展示場が無くなることはありません。それどころか、「展示場を持ちたい」と考えている業者はたくさんいます。
使用する材料や仕上がりなどを、お客様にその場で体感してもらうことができるからです。
百聞は一見に如かずという言葉があるように、言葉や図を用いて説明されるよりも展示場を見る方が圧倒的にイメージが湧きやすいです。
ただ、展示場を所有するには建設費や維持費がかかります。そのため、多くの外構専門業者は断念してしまうため、展示場を見に行こうと思ってもその数自体が少ないのが現状です。また、展示場を運営するための費用は売り上げで補わなければいけないため、工事費用は多少なりとも高くなってしまいます。
展示場が無い場合、実際に施工した庭の写真や現物を見せてもらうと良いです。その会社が担当したエクステリアを見ることで安心感が増すため、納得した上で契約することができます。
ただ、外構専門業者の中には「弊社は展示場を持っていないため、その分の金額を安くできます」と主張する会社が存在します。これにより、大半の方は高くなることを恐れ、「展示場を用意しているエクステリア業者は良くない」と考えるようになります。
しかし、本来は「安く工事を行う」ことが目的ではなく、「理想の庭を造り上げる」ことがゴールです。展示場を保有している会社は、お客様から無駄なお金を請求しているのではありません。構造物の仕上がりを体感してもらうために用意しているのです。
そのため、展示場を保有している業者が「悪」であり、所有していない会社が「良」というわけでは無いです。
そもそも、展示場を見に行ったからといって、契約をしなければいけないというルールはありません。見学や見積もりの依頼は無料なので、色々な業者と話をすることをお勧めします。
ちなみに、展示場を構えているのはエクステリア業者だけではありません。カーポートや門扉などのエクステリア製品を製造している企業であっても、展示場を保有しているのでそれを利用するのも一つの手段です。
外構工事を行う際は、一つの情報に惑わされるのではなく、「理想とする庭を作ってくれる業者を探す」ということを念頭において行動しましょう。そうすることで、あなたにぴったりの会社が必ず見つかります。
まずは、雑誌やインターネットでさまざまなパターンの庭を参考にして、展示場などで現物を確認してから契約すると良いです。