外構専門業者(エクステリア業者)のことを周りの方に聞いても、多くの人は仕事内容やその実態を語ることはできません。外構工事(エクステリア工事)は一生に一度行うかどうかの買い物のため、情報が出回らないからです。
また、新築を建てる方のほとんどがハウスメーカーにエクステリア工事も依頼してしまうため、エクステリア業者が表に露出していないことも原因です。
そもそも、外構工事というのは独立して成り立っていたわけではなく、一昔前は住宅工事のおまけ的存在でした。
つまり、かつては外構工事会社というもの自体、ほとんど存在していないに等しいものでした。造園屋や土建業、または左官(さかん:建物の壁や床、土塀などを、こてを使って塗り仕上げる職種)屋などが、工務店やハウスメーカーの仕事の一部として請けていました。
その後、ライフスタイルの多様化と共に、住宅とは別に「外構を設計する」という考えが一般化しました。そして、現在のようなエクステリア業としてのスタイルが出来上がってきました。
ただし、ハウスメーカーに比べ、外構専門業者はまだまだ目立たない存在です。そのため、住宅メーカーの下請けに入り、仕事を丸投げしてもらって生計を立てているエクステリア業者は多いです。ただ、この場合、下請けに仕事を流す際に中間マージン(手数料)が発生するため、工事金額が30~40%高くなります。
このことからも分かるように、外構専門業者について詳しく学んでおかなければ、あなたが庭作りを行う際に大損をしてしまう可能性があります。このページでは、ハウスメーカーとエクステリア業者の関係性についてさらに詳しく述べていきます。
ハウスメーカーが外構工事も請け負う理由
第二次世界大戦後、日本は高度成長期を迎え、住宅の建設ラッシュで大資本のハウスメーカーが出現しました。下請け体質の外構業界はつい最近まで、これらの傘下に収まることにより安定した収益を得ることができていました。
しかし、バブル崩壊と共に少子化が進み、住宅着工件数は年々減少の一途をたどっていきます。このこともあり、従来の安定した仕事が得られないばかりか、業者間での仕事の取り合いが勃発しました。
ただし、ハウスメーカーからの仕事が完全に途絶えたわけではないため、下請け会社は必死にしがみついて仕事をもらっているのが現状です。そのため、親会社である住宅メーカーの言いなりになるほかなくなりました。これが、中間マージンが高額な理由です。
安定的な収入を得るため、これは仕方ないことなのかも知れません。
しかし、これではエクステリア工事の本質を見失っています。そもそも、なぜ庭作りを行うのかというと、「お客様が庭作りを行いたい」ことにあります。これをはき違えてハウスメーカーの言いなりになっていては、品質の良い工事やお客様を第一に考えたサービスを行うことはできません。
たしかに、お客様側から見れば大資本がバックなので、ハウスメーカーは安心感があるのかもしれません。
しかし、家作りに関してはプロですが、外構工事に関しては素人同然です。そのため、エクステリア工事も自社で施工しているかに見えて、100%下請けに工事を丸投げして中間マージンを抜いているだけにすぎません。
つまり「下請けの外構専門業者が出した見積もりに対して、ハウスメーカーの利益を乗せた価格がお客様に提示されるだけ」ということです。
お客様を第一に考えているのは、外構専門業者
住宅メーカーの提示した価格で競争力を発揮できない場合、今度は下請け会社に工事価格を下げさせようとします。元請けであるハウスメーカーは、工事の品質よりも、契約を取って確実に売上を上げること第一に考えているのです。
会社側は外構工事の金額をプラスすれば、中間マージンによって売上が確実に伸びることが分かっています。そこで、どうしても外構工事も含めて契約したいのです。ハウスメーカーは、「あくまで数字作りのために外構工事を同時に取り込みたい」わけです。
一方、外構専門業者の場合、住宅メーカーに支払う分の中間マージンが発生しません。そのため、2~4割程度も安く庭作りができます。それだけではなく、エクステリアの専門家なので工事の質はもちろんのこと、提案できるデザインやそのパターンも豊富に用意されています。
さらに、保証もしっかりしている会社が多く、大資本のハウスメーカーに引けを取らない安心感があります。
当サイト(見積もり外構工事)では、庭作りなどのエクステリアを専門とした優良業者のみと提携しているため、業者選びで失敗することはありません。予算内であなたの思い描く理想の庭を作り上げてくれる業者ばかりです。もちろん、ご利用は完全無料です。
このページで述べてきたように、エクステリア工事は大資本のハウスメーカーに依頼しなくても問題ありません。大切なのは、信頼できる業者と出会い、あなたの想いを形にしてくれる業者を選ぶことです。