外構工事(エクステリア工事)を行う際、大半の方が業者選びで失敗してしまいます。例えば、値段が安い代わりに質の悪い工事をされたり、高額な費用の割に見栄えの無い外構を作られたりします。
このようなことを避けるためには、無数に存在する外構専門業者(エクステリア業者)の中から、一握りしかいない優良業者を見つけ出さなければいけません。
そこで近年では、「相見積もり(通称、あいみつ)」を行うのが一般的になりつつあります。あいみつとは、複数の業者へ一括見積もりを行うことです。見積もりを出してくる業者は一社だけではないため、値段の比較や同じ予算で提案できる工事内容を一目で見比べることが可能です。
ただ、相見積もりの方法を間違えてしまうと、逆に損をしてしまう可能性があります。
相見積もりを行う際は、気を付けなければいけない大切なポイントがあります。それは、「あいみつを依頼する業者は最低でも2社、最高でも4社以内にする」ことです。これを守ることで、優良業者に出会える確率が大幅に上がります。このページでは、この内容について詳しく解説していきます。
相見積もりを依頼する業者は少なめにする
私は、外構工事で相見積もりを行う方に「最低でも3社以上にあいみつを依頼するようにしてください」とアドバイスしています。
ただし、相見積もりを複数の業者へ依頼すると良いといっても、多ければ良いいというわけではありません。「相見積もりをたくさんとったほうが良い」というのは誤りです。矛盾しているようですが、先に述べたように、相見積もりは2社、多くても4社以内にしてください。
なぜなら、5社以上になると選択肢が多すぎるため、迷って選べなくなってしまうからです。
また、最終的に選んだ一社以外には、断りの一報を入れなければいけません。あなたのためを思ってさまざまな提案を行ってくれた外構専門業者に対して、断りを行うのは人として当たり前の行動です。しかし、ほとんどの方は断りの挨拶を行うことができていません。断りづらいと考えたり、面倒くさいと考えたりするからです。
ただ、本気であなたのことを思って外構プランを提案した業者に対して、恩を仇で返すようなことをしてはいけません。このようなことを事前に防ぐためには、見積もりを依頼する前にホームページを観覧したり資料請求をしたりすれば大体のことは分かります。
下調べを行った上で、その業者が気になるのであれば、契約をするつもりで見積もりを依頼するようにしてください。あらかじめ外構専門業者を絞り込んでから見積もりを依頼するのが賢いあいみつの方法です。「あなたが望んでいる外構」を明確にしていて、あなたに合う業者を選ぶようにしましょう。
※なお、当サイトから相見積もりを依頼する際は、選ばれなかった外構専門業者への断りの連絡は全てこちらで承っていますので、安心してご利用ください。
相見積もりを断られるパターン
そもそも、全ての業者があいみつを行ってくれるとは限りません。デザインや仕事の質を売りにしている外構専門業者の場合、相見積もりだと「見積もりや設計を断られるケース」が多くみられます。値段で比べられると考え、冷やかしに捉えられるからです。
ただ、あいみつを行っている方は、高額な外構工事を安心して任せることができる優良業者を本気で探しています。この考え方のすれ違いで、優良業者に出会うことができない方がたくさんいることは事実です。
そこで、外構専門業者を「デザインで選ぶのか」、あるいは「価格で選ぶのか」をあらかじめ決めておく必要があります。
しかし、値段で業者選びを行ってしまうと、安さを売りにしている悪徳業者に捕まってしまう可能性があるため、あまりお勧めはできません。このことを考慮すると、デザインや機能性を売りにしている外構専門業者を選んだ方が無難です。予算内であなたに適した外構の提案を期待できるからです。
相見積もりを依頼する前に、なにを比較対象にするのかを消費者サイドであるあなたが明確にしなければ外構専門業者に思いが伝わることはありません。例えば、以下のように明確な比較対象を提示します。
・「意匠性(デザインやアイディアなど)」を比較したい
・「品質」を比較したい
・単に既製品における単価を比較品たい
これらを明確にすることで、普段はあいみつを断っている業者であっても、見積もりを引き受けてくれる可能性があります。あなたへ提案すべき内容が明確になるからです。
ただし、このページで述べてきた通り、あいみつを依頼する業者は少数でなければ意味をなしません。あなたの希望している外構プランを明確にした上で、その要望を叶えてくれそうな外構専門業者へ見積もりを依頼するようにしましょう。