外構工事（エクステリア工事）を行うには、業者を選ばなければいけません。しかし、無数に存在する業者のほとんどが、悪徳業者であると言えます。なぜなら、手抜き工事をしていたり、仕事内容が素人同様だったりする業者が多すぎるからです。これを避けるためには、見積もりを行わなければいけません。

見積もりを面倒くさがって行わないと、外構工事で後悔をすることになります。

例えば、安さを売りにしている業者を選んで工事を行ったとします。工事もスムーズに終わり、仕上がりもきれいで満足をしていた矢先、「一か月も経たないうちに壊れてしまった」という話は珍しくはありません。

このようなことが起きてしまう理由は、「値段が安いため、手間暇をかけた良いものを作ることができない」ことが挙げられます。

また、十分な予算がないため、保障がついていない場合がほとんどです。保証がついていないということは、実費で取り壊して新しく作り直さなければいけません。こうなってしまうと、工事費用は二倍以上かかってしまいます。ただ、予算の関係上直すことができないお宅は、そのまま放置するほかありません。

安い工事と言っても、工事費用は数十万円以上します。高額な外構工事で失敗をしてしまうと、後に残るのは後悔ばかりです。

そこで、このようなことを避けるために、見積もりを行う必要があります。見積もりで分かることは値段だけではありません。業者のサービス内容や工事の質、あるいは工事実績まで分かります。見積もりを行えば、これらを見比べて業者を選ぶことが可能です。「業者を選ぶ前に業者を知る」ことが一番大切です。

お客様のことを考えていない適当な業者で溢れかえっている

外構工事で後悔する人の中で、完成する前から後悔をしている人がいます。例えば、業者と契約をして半年経っても工事が進まないことがあります。毎日工事を行えば一か月で済む内容のものを、業者の都合で放置しているということです。

このような業者は言い訳ばかりをして工事を行おうとしません。また、業者から連絡をすることがないため、いつ工事を行うのか分からずに不安になり、ストレスが溜まってしまいます。最悪の場合、そのまま工事を行わずに音信不通になってしまう業者は少なくありません。

前述の通り、外構工事は安い工事でも数十万円以上します。大金を支払った後に、工事を行わずに逃げられたらがっかりしてしまいます。外構工事は信用が第一です。業者の信用を見極めるには、工事実績を確認したりヒアリングをしたりする必要があります。

優良な業者であれば、工期（工事期間）をきちんと決め、真面目に工事を行ってくれます。また、ヒアリングを行うことで直接話をすることができ、信頼できる業者を見つけやすくなります。

業者の意見ばかりを押し付けて、あなたの意見を聞き入れてくれない業者はすぐに候補から取り下げてください。悪徳業者は儲ける方法をたくさん知っているため、あの手この手であなたを誘導してきます。このようなことをされたとしても、複数の業者へ見積もり相談を行っていれば騙される可能性は低くなります。

見積もりで分かるのは値段だけではない

前述の通り、見積もりを行うことで業者のサービス内容や工事の質、あるいは工事実績などが分かります。

どうにかして、「高額な外構工事を安くしたい」と考える気持ちは痛いほど分かります。しかし、値段と共に工事の質やサービス内容も落ちてしまいます。これは、業者が赤字にならないようにするためです。

外構工事では、このサービスや保障内容が非常に重要です。サービスは気持ちなので、業者がどれだけお客様のことを考えて工事を行っているのかが分かります。

例えば、外構専門業者の中に、「安心の１０年保証」などと提唱している業者がいます。１０年以内に壊れるような工事をすれば、自社で負担して工事を行わなければいけません。そのため、手抜き工事を行うことはありません。つまり、保証があるということは仕事内容に自信があるということです。

もし、１０年以内に壊れてしまっても、遠慮なくクレームを入れることができます。一方、保証がない業者が作った外構が壊れても、実費で直すほかありません。

このように、見積もりを行う理由は値段だけではありません。業者の信頼性や、アフターサポートの内容まで確認することができます。外構工事の見積もりを行う際は、値段だけでなく業者の営業内容まできちんと確認するようにしましょう。