外構工事(エクステリア工事)を行う方の中でも、大半のお宅は植栽を植える外構を選びます。草木には生命感が溢れ、庭に植えておくだけで温かみのある外観になります。また。シンボルツリーやガーデニングといったように、気軽に植栽を楽しむこともできるようになりました。
近年では、手入れ不要の植栽も人気なので、特別な知識が無くても誰でも植栽を楽しむことができます。
しかし、本格的に植栽を楽しむ外構をプランニングすると、植栽に関する知識が必要になります。植物は生きているため、変化や草木の病気について無知でいると、簡単に枯れてしまいます。植栽は、適切な処置を行い育てていくことで成長していきます。
庭の手入れを行ってくれる造園業者へ依頼すれば、定期的に植栽の手入れを行ってくれます。一回のみから年間契約まであるため、予算に合わせて手入れをお願いできます。植栽の専門家が行う手入れを行えば、いつまでも美しい外観を保つことができます。
ただし、庭の手入れに毎月の維持費がかかってしまうと、家計を圧迫する原因になる可能性があります。
そこで、あなた自身で簡単に行うことができる3つの方法を紹介します。自分で庭の手入れを行い、メンテナンス費用を浮かせましょう。
その1:季節ごとの水の与え方
草木である植栽は、水やりを怠ってはいけません。新しく植えた植栽は、新しい根を張るまでが一番大切と言われています。どんなに値段の高い植栽を植えても、枯らしてしまっては元も子もありません。
植栽を枯らさためにも、植えてから2週間前後は毎日水やりを行いましょう。新しい若葉がちらほら表れ始めたら根付いた合図になります。その合図が出た後は、2日に1回朝か夕方に水やりを行ってください。
なお、水やりを行う際は葉にかけないようにしてください。根元にやさしく水をかけ、土に浸透するのを確認しましょう。
また、季節によって水のやり方を考えてください。夏は土が乾きやすくなるため、できるだけ毎日水を与えるようにしてください。ただ、忙しくて毎日水をあげることができない方もいるはずです。そのような方は、一日おきでも大丈夫です。可能な限りこまめに水やりを行ってください。
一方、冬場は水を与えすぎないように気を付けてください。なるべく日が高い時間に水やりを行うようにしてください。冬の水やりは3~4日に一度を目安に行うようにしてください。
その2:適切な肥料の与え方
植栽に与える肥料は、ホームセンターや園芸センターに売られているたい肥を使用すれば問題ありません。これを2月と6月に植物に与えるようにしましょう。ちなみに、6月に与えるのがベストです。雨期に入り、一番効率よく土の質を良くすることができます。
花壇などに花を植える際は、培養土などを使用するようにしてください。土を良くすることで、草花は元気よく育ちます。
その3:消毒方法
植栽の消毒は、年に2~4回行うことをお勧めします。季節の変わり目ごとに消毒を行うようにしましょう。これを行わずにいると、木が病気にかかってしまい、枯れてしまう原因になります。植栽をいつまでも枯れずに保つには、こまめな手入れが大切です。
肥料同様、消毒液もホームセンターなどで入手できるものでかまいません。自宅に生えている植栽の名前をホームセンターの店員さんに告げれば、適切な消毒液を教えてくれます。
また、木の種類によって害虫が発生する可能性があります。ムカデや毛虫などが出る前に、防虫対策も忘れないでください。
なお、植えてからすぐに枯れてしまう場合は、外構専門業者に責任がある可能性があります。そこで、植栽の保障についても必ず業者へ確認しておきましょう。保証が付いていない場合、植栽が枯れても業者は元通りにしてくれません。保障が行き届いている業者を探すことも、忘れないでください。