外構工事（エクステリア工事）は安くないため、業者に工事を依頼すると目を疑ってしまうような金額を提示されます。誰しもが「工事費用を安く済ませたい」と願うと思います。しかし、工事費用を値切ってしまうと良いことはありません。
そこで、「ＤＩＹ」を行うことで工事費用を可能な限り削減することが可能です。ＤＩＹとは、Ｄｏ Ｉｔ Ｙｏｕｒｓｅｌｆの略語であり、「専門業者に工事を依頼するのではなく、自らの手で生活空間をより快適に工事しよう」とする概念のことを指します。要は、日曜大工のようなものです。
ＤＩＹは誰でも始めることができる
ＤＩＹ（業者に依頼しなくてもできる工事は自ら行うこと）を活用すると、工事費用を浮かせることができます。
例えば、一般住宅の庭にウッドデッキを設ける工事を業者に依頼すれば、数十万円単位で見積もりが返ってきます。しかし、最近ではホームセンターなどに行けばウッドデッキを自分で作れるキットが販売されています。値段は十万円前後で用意されているので、業者に工事を依頼するよりも圧倒的に安価です。
さらに、組み立てる寸法をあらかじめ決めておけば、ホームセンターで数十円～百円の間でカットしてもらうことができます。つまり、職人さんが使用しているような特別な道具を持っていなくても誰でもＤＩＹを楽しむことができるということです。
ウッドデッキのキットの中には必要な道具があらかじめ同封されているので、説明書通りに組み立てていくだけです。また、ウッドデッキの素材も豊富にあり、天然の木材から木の質感を表現したプラスチック製の擬木まであります。
天然の木材の場合、長持ちさせるためには一年に一度塗り替えを行う必要があります。一年に一度まめに塗り替える自身があれば、天然の木材をお勧めします。木、本来の温もりを楽しむことができる上に、メンテナンス次第で２～３０年は持つといわれています。
一方、プラスチック製の擬目の場合、メンテナンスフリーでウッドデッキを楽しむことができます。しかし、安物を購入してしまうと失敗してしまいます。一年程度で劣化して、がたついたりひび割れたりしてしまうからです。ただ、それなりの値段のものを購入すればメンテナンスフリーで長い年月楽しむことができます。
ＤＩＹは自ら作る楽しみがある
工事を自ら行うとなると、面倒くさい気分になってしまうかもしれません。しかし、自分で工事を行ってみて初めて工事を行う面白さに気付く人は多いです。自ら工事を計画して、材料を買い揃えた後施工まで行う楽しみがあります。
たしかに、業者に工事を任せてしまえば、お金を支払って後は待っているだけで外構（エクステリア）が出来上がります。しかし、ＤＩＹが人気な理由は「自ら作る楽しみがある」ということです。楽しみながら工事を行うことができる上に、最終的に工事費用は材料代のみです。
休日の開いた時間を利用して少しずつ組み立てていけば、出来上がった時の達成感を味わうこともできます。
例えば、庭の片隅に花壇を設けたいと考えたとします。花壇を作るために必要な道具は、ホームセンターに行けば一式手に入れることができます。花壇を囲うものはレンガやきれいなブロック、あるいは瓦などを使用することもできるので、好みの花壇を作り上げることが可能です。
出来上がった花壇で家庭菜園やガーデニングを楽しむことができるでしょう。さらに、先に述べたようにウッドデッキも自ら作り上げていれば、庭を存分に堪能することができます。自分で作り上げた素敵な庭を見ながら友人とティータイムをしたり、家庭菜園で取れた野菜を使って家族でバーベキューをしたりできます。
このように、ＤＩＹを行えば工事費用を浮かせることができる上に、新たな楽しみが生まれます。業者に依頼する工事は、自分だけでは行うことができない工事を依頼するときにしましょう。自ら行うことができる工事は、ＤＩＹを心がけて工事費用の削減を意識しましょう。
