近年では、「外構工事（エクステリア工事）を行う」と聞くと、ほとんどの方がオシャレな外観をイメージするはずです。しかし、一昔前の外構は、既にデザインされた構造物をカタログで「選ぶ」ものであり、今のようにオーダーメイドで「デザインする」ものではありませんでした。

このページでは、一昔前と現代の外構デザインの違いについて詳しく解説していきます。従来では考えられなかったエクステリア工事も、現代ではあらゆる表現方法が存在しています。そして、外構工事に対する考えが一新され、現代の外構に無限の可能性があることを理解できます。

時代と共に変わるデザイン性

昔からの庭は、機能性を取り入れることはなく、完全に「見栄え」重視で作られていたため、手入れは庭師が行わざるを得ませんでした。きれいに植栽を整えるような管理は、素人では行うことができなかったからです。

一方、近年では建築士、設計士、建築家と呼ばれる国家資格を持っているプロの人たちが「設計」を行っています。この人たちが描いたデザインを施工業者が、現実のものに作り上げます。このように専門分野での仕事が確立する形態に変化してきました。

また、デザイン性だけでなく、使い勝手やメンテナンスについても考え始めるようになりました。今どきの外構は手入れ不要の庭がほとんどです。植えられている樹木も、手入れなしで管理できるものが人気です。

そもそも、かつては外構をデザインするという概念自体が存在していませんでした。前述の通り、庭においても庭師や造園業の親方が担当していたため、「デザイン」というより「整える」という表現の方が正しいです。

昭和の時代に作られた外構の場合、高い塀やコンクリートの壁に囲まれている住宅は、裕福な家庭の象徴でした。こだわりのあるお宅の場合、タイルを張ったり大きな樹木を植えたりして、その家の風格を表現していました。

つまり、一昔前の住宅の見栄えは、外構を含めた全体の外観が「立派か否か」で判断されていたということです。そのこともあり、建物とマッチしたデザインに気を配る方はあまりいませんでした。

しかし、時代の流れと共に、外構に対してデザイン性も要求されるようになりました。そして、値段も安く管理費もかからないエクステリアが普及しました。そのおかげで、どの家を見ても見劣りすることのない庭づくりを行えるようになりました。

ただ、大半の業者が同じような外構工事を行うため、どの住宅の庭も同じような外観になりがちです。デザインの変更や良質な材料を使用すると、大幅に工事費用が跳ね上がるからです。とはいっても、一生に一度の買い物を値段で妥協するのは良くありません。

そこで、あなたが望んでいる外構工事のデザインを確立する必要があります。そうすることで、予算内で個性あふれるエクステリアを実現することが可能になります。

デザインを確立する

一昔前の外構が「お金をかけて建物の風格を表していた」ことに対して、現代に求められるのは「デザイン性と機能性で見せる外構」です。

あなたが行いたい外構工事のデザインが確立されていれば、使用する材料の見直しや手間のかからない工事を選択することができます。また、お金をかけるべき場所と節約すべき箇所を分けることで、バランスの良い外構作りが可能です。

例えば、アプローチ（敷地の入り口から玄関までの路）をデザイン性豊で見栄えのある外観にしたい場合、予算を惜しみなく投入します。その一方で、裏庭やあまり目に付かないような場所を砂利敷き（砂利を一面に敷くこと）などの安価な工事を採用することで、工事にかかる費用のバランスをとります。

ただし、このような提案を行えるのは優良業者だけです。なぜなら、施工する業者が悪徳である場合、高額な工事を無理やり進めてくるからです。そのため、あなたの希望を採用することなく、デザインもありきたりなものになってしまいます。

そこで、従来のような外構の内容をそのまま推し進めてくるような業者を選ばないようにしてください。優良業者であれば、必ずあなたとデザインした外構を予算内で提案してくれます。

要は、このページで述べてきた通り、外構工事を「選ぶ」時代は終わったということです。逆にいえば、親身になって一緒にデザインを考えてくれる業者は優良な会社である可能性が高いです。

今昔では外構のデザインに対して大きな違いがあります。この違いに適用した外構専門業者を選び、あなただけの外構作りを目指してください。そうすれば、必ず予算内で良質な工事を行うことができます。当サイトも優良な外構専門業者のみを紹介しているので、お気軽にお問い合わせください。