防犯性が意識されてきたことに従い、近年ではさまざまな防犯グッズや警備サービスが開発されています。それにも関わらず、空き巣被害は後を絶ちません。多くの人は、それらを設置しただけで安心してしまうからです。
また、防犯システムは進化し続けても、人の行動は大昔から変わりません。実は、空き巣は人間の動きを研究し尽くしているため、それを利用して犯行に及びます。これが、防犯意識が高まっているにも関わらず、犯罪が無くならない理由です。
しかし、あなた自身が不審者の行動を知ることができれば、それに対する対策を行うことができます。
そこでこのページでは、空き巣が嫌がる環境作りについて紹介します。これを学ぶことで、防犯能力を一気に向上させることができます。
泥棒は下調べを行ってから犯行に移る
空き巣で逮捕された犯人のそのほとんどは、下見を何度かした後に犯行に及んでいることが分かっています。これを、犯罪用語で「あたり行為」と呼びます。
その中でも、インターホンを利用して在宅確認(あたり行為)を行う犯罪者は全体の4割以上もいるといわれています。呼び鈴を押すだけで、家の中に人がいるかどうかを確かめることができるからです。
ただ、その場に家主が出てきてしまっては顔がばれてしまうため、呼び鈴を鳴らした後は陰に隠れて様子を伺います。これなら、顔を見られずに在宅確認を行うことが可能です。その結果、住んでいる方がいない曜日や時間帯がばれてしまいます。
そのため、チャイムが鳴っているのにも関わらず、訪問者がいないことが何度も続いた場合、不審者に狙われている可能性があります。
そこで、インターホンをカメラ付きのものに変更することをお勧めします。その中でも、録画機能を搭載した最新機種を選ぶと良いです。
録画機能付きインターホンを取り付ける
近年では、呼び鈴にカメラが搭載されているタイプのものが主流になりました。玄関へ行く前に訪れた人を確認できるため、多くの方が採用しています。
ただ、そのほとんどは映像を確認できるだけであり、録画機能がついているものは少ないです。
値段が高いのはもちろんのこと、多くの方は「録画機能は必要無い」と考えているからです。
しかし、カメラからの映像を確認するためには、家にいなければできません。つまり、留守の時に在宅確認をされた場合、不審者の顔を確認することができないということです。
一方、録画機能を搭載しているインターホンであれば、呼び鈴を鳴らした瞬間から映像の撮影が始まります。そのため、家にいない間に空き巣があたり行為を行いに来たとしても、不審者の顔を収めることができます。
もし、録画されている映像に人が写っていない場合、空き巣に目をつけられている可能性があります。そのため、鍵を変えたり窓に防犯アラームをつけたりするなどして、早急に対処しておくことをお勧めします。
ただ、冒頭で述べた通り、どれだけ防犯に気を付けても安心できるというわけではありません。一応、警備会社に相談してみることをお勧めします。
「録画機能付きのインターフォンは値段が高い」と思うかもしれませんが、泥棒に入られてしまえば家の財産を奪われてしまいます。中には、大切にしている形見や家宝を盗られてしまう方もいます。できるだけ事前に対処をしておき、不審者が近寄りがたい環境を整えておきましょう。