コンクリート出せるをする外構工事は外気温で養生の有無が決まる

コンクリート特性

外構工事(エクステリア工事)を行う際、天候と外気温を気にしながら工事を行わなければいけません。天候や気温を考慮して工事を行わなければ、工事の質に大きく影響を及ぼします。夏と冬では外気温が大きく異なるため、気温に応じて外構工事を行う方法も変更していく必要があります。

私が職人だった頃、工事に使用する材料の性質を理解しないまま工事を行っている職人さんが非常に多いと感じました。季節に応じた工事を行わなければ、作り上げた構造物の品質と仕上がりが著しく低下してしまいます。

外構工事を行う業者選びの基準は、材料や工事方法などの「専門知識」と「技術力」が比例している業者であることです。季節の変化と共に変化する工事内容の一例を以下にまとめました。

コンクリートは外気温の違いで硬化スピードが変わる

コンクリートはもともと生コンと呼ばれていて、砂や砂利、セメント、水を混ぜ合わせたもので構成されています。コンクリートは硬化するまでの時間が非常に重要であり、適切な処理を行わないと、本来の強度が出ない上に、ひび割れを起こして見るも無残な姿になってしまいます。

コンクリートを使用した工事は、気温によって硬化時間が大きく異なります。これらは水を加えて練り上げているため、水分の蒸発する時間が早ければ早いほど硬化スピードは速くなります。

例えば、外気温が高くなる夏の場合、水分はすぐに蒸発します。そのため、すぐに硬化が始まるので手際のよい作業が求められます。

コンクリートは乾燥によって収縮をするため、急激に水分が失われるとひび割れの原因になります。そこで、ひび割れを防ぐために、職人さんの手作業による仕上げ作業と養生作業が非常に重要になります。

養生作業とは、コンクリートの品質を向上させるために行う作業のことを指します。コンクリートは硬化する際、水和熱(水とセメントが反応することで発生する熱)がによってコンクリート全体の温度が上昇します。

このとき、コンクリート内部は適度な温度を保っていても、外部は風や外気温で冷やされるため温度差が生じます。この温度差が大きくなると「温度ひび割れ」という現象が起きてしまします。

これを防ぐため、夏の場合はシートなどをかぶせて日陰を作ります。真夏の太陽による直射日光でコンクリートが一気に硬化するのを抑えることができます。また、それと同時に散水を行うことでコンクリートを潤わせ、適度な水分を保たせながら硬化させることができます。

一方、冬の場合は外気温が非常に低いので、硬化速度が遅くなります。先に述べたように、コンクリート内部と外部の温度差によって、温度ひび割れが生じやすくなってしまいます。

そこで、夏同様、シートなどでコンクリートを覆い、ジェットヒーターを使用して適切な温度空間を作ります。これを行わなければ、コンクリートがひび割れてしまったり、寒さで凍ってしまったりします。

上記のように季節よって硬化スピードに応じた養生作業を行うことが、コンクリートの品質向上に繋がります。

コンクリートを使用する工事を行う際は、職人さんに「養生作業をしっかり行ってください」と伝えてください。この一言でコンクリートのひび割れが発生する確率を抑えることができます。

真冬のコンクリートは凍ってしまう

前述の通り、コンクリートは適切な処理を行わないと、本来の強度が出ない上に、ひび割れを起こして見るも無残な姿になってしまいます。そこで、コンクリートの配合(強度を示す値)を季節ごとに変動させて、全国的に品質の向上させる動きがあります。

コンクリートの打設(流し込む作業)を行う際、コンクリートの品質を一定に保つための作業方法や特殊な薬が無数に存在します。

その中の薬の一つに「凍結防止剤」と呼ばれるものがあります。凍結防止剤は、真冬の気温が氷点下になるような地域でコンクリートへ混ぜて使用します。

外気温が氷点下になる場合、初期段階で水分凍結する可能性が高くなり、コンクリートの強度や耐久性の著しい低下につながります。そこで、先に述べたようにコンクリートへ凍結防止剤を混入させ、でコンクリートの凍結を防止します。

また、コンクリートを生産する工場であらかじめ凍結に強いコンクリートを生産する場合もあります。このコンクリートを「寒中コンクリート」と呼びます。

ただ、これらのコンクリートも先に述べたように、養生作業を行わなければ設計通りの強度を生み出すことができません。

そこで、コンクリートの凍結を防止するために、朝早くから工事を行う必要があります。朝早く行うことで、コンクリートを早い時間に流し込むことが可能です。そうすれば昼間の温かい時間に硬化を始めるので、コンクリートの凍結を防止することができます。

また、あなたの住んでいる地域が頻繁に氷点下を下回るようであれば、凍結以外に「霜柱による被害」を考慮しなければいけません。そのため、コンクリートの下地処理を正しく行わなければいけません。下地処理を怠ってしまうと、コンクリートの下に水が溜まり、これが霜柱になってコンクリートを持ち上げてしまうからです。

このような現象が起きてしまうと、ひび割れの原因になります。霜柱による被害を解決するため、業者さんと細かい話し合いを行い、適切な下地処理の上に凍結しない深さまでコンクリートを流す必要があります

もし、あなたが寒い地域に住んでいるのであれば、朝早くから工事を行ってもらい、確実に養生作業をするようにお願いしましょう。外構工事は自然を相手にする工事です。豊富な知識と確かな技術力を兼ね備えた業者でなければ、質の良いものを作り出すことは不可能です。

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