私たちが普段生活をしている中で、ブロックが積まれた壁や綺麗にタイルが貼られた壁を見かけると思います。これらの仕事を行っているのは、「左官屋さん」と呼ばれる職人さんです。
左官屋さんの仕事は、ブロックやタイルを張る仕事の他に「壁塗り」という作業を行っています。
壁塗りとは、コテと呼ばれる道具でモルタル(砂やセメント、水を混ぜ合わせたもの)や壁土(粘りけのある土)でコンクリートの表面やブロックの表面を撫で上げていく作業のことを指します。
また、左官屋さんが壁塗りを行って仕上げることを「左官仕上げ」と呼びます。左官仕上げで出来上がった壁を「塗り壁」と呼びます。
外構工事(エクステリア工事)はとても高額なので、誰しもが安く仕上げたいと考えるはずです。左官仕上げを上手に取り入れると、工事費用を抑えることが可能です。
左官仕上げで生まれ変わる外観
まず、右の写真のように積み上げられたブロック壁をいたるところで目にするかと思います。
このままでも十分見栄えがあり、かっこ良いのですが左官仕上げを検討してみてください。見栄えが増す上に、他の建物の外構と大きく差をつけることができるはずです。
また、既にブロックを積んだ壁がある場合であっても、それを左官仕上げすることが可能です。ブロックを塗り替えるだけで全く新しい外構(エクステリア)に生まれ変わり、工事費用をグッと抑えることが可能です。
例えば、右の写真のようなブロック積みでも、形を整えたりレンガをアクセントに入れてみたりするだけでガラッと印象が変わります。
さらに、ブロックの表面をモルタルで塗り上げれば、ブロック積みだということすら分からなくなります。
このような壁を新設する場合、擁壁(コンクリートの壁)よりもブロック積みの方が工事費用は格段に安く済みます。一方、既存のブロック積みの壁の場合、解体をせずに表面を塗り上げるだけなので工事費用は左官料金のみとなります。
外構工事を行う際、左官仕上げを視野に入れておけば工事費用がかなり安くなります。
組み合わせ次第で見つかる「あなただけ」のデザイン
単に左官仕上げといっても、色や柄、あるいは素材に至るまでさまざまな種類があります。組み合わせを少し変えるだけで周り近所の外構に大きく差をつけることができます。
シンプルモダンな建物に合わせたければ、モダン風な左官仕上げを検討します。また、可愛らしい洋風住宅に合わせたければ明るい色を基調とした左官仕上げを行います。
ただ、先に述べたように左官仕上げを行うのは左官屋さんなので、左官屋さんの技術力がなければ仕上がりに大きく影響してきます。腕の悪い左官屋さんが左官仕上げを行うと、見るも無残な外観になってしまいます。
例えば、表面をツルツルに仕上げる左官仕上げの場合、ツルツルになるどころかデコボコで表面が汚くなってしまいます。また、左官仕上げでは柄を付けていく作業が最も難しい作業になります。
腕の悪い左官屋さんが柄をつけようとすると、子供がいたずらをしたかのような柄になってしまうこともあります。
腕の良い職人さんが在籍している優良業者を見つけることは至難の業です。工事が終わってから「仕上がりが最悪なものだった」では時すでに遅しです。しかし、数ある業者の中にもお客様のことを第一に考えてくれる優良業者がいます。
面倒くさがらずに優良企業を見つけ出すことが、外構工事で失敗しないための唯一の方法です。
前述の通り、色や柄、あるいは素材に至るまでさまざまな種類があります。優良企業を見つけ、デザインにこだわることであなたが求めている理想の外構に必ず仕上げることができるでしょう。