植物ごとの異なる管理方法で見栄えのあるエクステリアを保つ

植栽の管理

外構工事(エクステリア工事)が完了すると、工事依頼主であるあなたへ引き渡しが行われます。このとき、メンテナンス方法や使用方法をエクステリア業者に確認しておきましょう。10年後、20年後も見栄えのある外観を保つためには、徹底した管理が必要だからです。

特に、植栽は生きているため、きちんと手入れを行わなければ葉や枝が折れたり、最悪の場合は枯れたりしてしまいます。

このようなリスクを最小限に抑えるためには、定期的にメンテナンスを行い、植物の健康状態を管理しなければいけません。

ただし、全ての手入れを外構専門業者(エクステリア業者)に任せてしまうと、管理費が永遠とかかります。そこで、あなた自身がある程度メンテナンスの基礎知識を学び、自ら手入れを行うことをお勧めします。

そうすることで、植栽の管理にかかる費用を大幅に削減することができます。このページでは、素人でも簡単にできる庭の手入れ方法をいくつか紹介します。これを知るだけで、一般住宅の庭をほぼあなた一人で管理できるようになります。

冬の対策について

近年では、異常気象が続いているため、ゲリラ豪雨やヒョウなどがいつどのタイミングで起こってもおかしくありません。本来であれば、冬に雪が降るはずのない地域で吹雪になったり、普段はあまり雪が降らない地方で大雪になったりすることが当たり前になりました。

そのため、雪が降る地域で対策を取るのはもちろんのこと、雪が降らない地域であっても、最悪の事態を想定して準備をしておくことをお勧めします。

樹木に雪が積もると、枝が折れてしまい、樹形(樹木の形)が崩れてしまうことがあります。特に、常緑樹(じょうりょくじゅ:一年中緑色の葉を付ける樹木)は、雪の重みを直接受け止めてしまうため、一冬でダメになってしまうことは珍しくありません。

冬に葉を落とす落葉樹を活用しても良いのですが、庭の植栽を全て落葉樹にしてしまうと、冬はみすぼらしい外観になってしまいます。

そこで、右の写真のように樹木を保護することで、大雪が降っても植栽を守り抜くことができます。このような手法を、「雪吊り」または「雪囲い」と呼びます。

また、寒さに弱い植物の場合、「こも」や「寒冷紗(かんれいしゃ:荒く平織に織り込んだ布)」と呼ばれる専用の布を巻いて寒さから守ります。

雪や寒さから草木を守る方法は無数にあるので、樹木に合わせて行いましょう。

ただし、雪や寒さに強い植栽を採用した場合、雪吊りや雪囲いを行わなくても問題ありません。

世間一般的に「雪国」と呼ばれる地域にお住いの方であれば、あらかじめ雪国でも生き抜くことができる樹木を採用する方が無難です。雪吊りや雪囲いといった手間を省くことができるからです。

要するに、「冬の厳しい環境から樹木を守る方法はたくさんありますが、あらかじめあなたの住んでいる地域に対応している植栽を選ぶようにすると良い」ということです。対策をしていたにも関わらず、環境の変化で雪に悩まされるような場合に備えて、準備をしておくことも忘れないようにしましょう。

マルチングについて

植物は庭に直接植えるものだけではなく、ポットや植木鉢の中で育てるタイプのものもあります。ただ、地面に植えているわけではないので、きちんと手入れをしなければすぐに枯れてしまいます。

そこで、マルチングと呼ばれる作業を行うと良いです。マルチングとは、右の写真のように、敷きわらやウッドチップなどを植物の根元に敷くことを差します。

マルチングを行うことで、草木の根元の乾燥防止や草押さえなどの効果を発揮します。雑草が生えにくくなるため、土の中にある栄養素や水分を育てている植物が独占できます。

また、このような形である程度の大きさまで育ててから庭に移植する方法もあるので、マルチングを是非活用してください。

ちなみに、敷きわらやウッドチップはホームセンターに行けば簡単に手に入れることができるので、店員さんに相談しながら購入しましょう。

土壌改良について

植物が健康に育つためには、質の良い土が必要になります。土が固かったり水はけが悪かったりすると、草木の成長を妨げてしまいます。

例えば、土が固いと樹木は根を張ることができないため、土中から栄養や水を吸い上げることができません。また、根を張らずに大きくなってしまうと、強風などで倒れてしまう可能性があるので大変危険です。

そこで、堆肥などを混ぜ合わせて、定期的にふかふかで栄養分の高い土に交換してあげましょう。

肥料を与えることで、強くたくましい根を張り、葉も青々しく活きのよい樹木が育ちます。

堆肥はホームセンターや園芸センターに行けば、さまざまな種類を購入することができます。用途に合わせて適切な肥料を選ぶようにしましょう。

除草について

土のあるところには、どこでも雑草が生えてきます。植栽の根元にも雑草が生えるのですが、放置しておくと水分や栄養分を取られてしまう可能性があります。このような状態は草木にとってよくありません。雑草が生えていることに気が付いた際は、こまめに草取りをするようにしましょう。

また、雑草を生えにくくすることもできるので、「除草する手間をとりたくない」という方にはおすすめです。

例えば、先に述べたようにウッドチップを敷いたり、防草シート(草が生えないようにするシート)を敷いてその上に砂利を撒いたりすれば雑草は生えにくくなります。また、除草剤をまいたり固まる土で舗装したりする方法もあります。なお、草止めを施す際は、エクステリアの様式に合わせて見栄えにも気を配りましょう。

ちなみに、除草剤を使用する際は、使用上の注意をよく確認してから活用してください。間違った方法で除草剤を散布してしまうと、守るべき樹木まで枯らしてしまう可能性があるからです。用法用量を守って正しく使うようにしましょう。

このページで述べてきた通り、庭の手入れ方法の知識を少し取り入れるだけで、素人でも簡単に庭のメンテナンスができます。ホームセンターや園芸センターに足を運ぶことで、材料の値段や使用方法まで分かるので、あなたの決めた額の管理費でエクステリアを手入れすることも可能です。

ただし、無理をして庭全体を一度に手入れしようとしてはいけません。少しずつ良くしていくことで、愛着が湧き、習慣になります。いつまでも見栄えのある外観を保つためには毎日定期的に手入れを行い、楽しみながら管理するようにしましょう。

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