外構工事(エクステリア工事)を行おうと考えたとき、多くの方は「低価格で工事をしたい」と考えます。
ただ、エクステリア工事は小規模なものでも数万円以上もする高額な買い物です。そのため、「雑誌などで紹介されているような見栄えのある庭を造りたい」と考えた場合、工事費用はあっという間に100万円を超えてしまいます。
このとき、庭のデザインをシンプルにすることで、エクステリア工事の費用を数十万円近く抑えることが可能です。
しかし、家を「人」に例えると外構は「洋服」にあたります。そのため、エクステリアをあまりにも質素にしてしまうと、見栄えの悪い外観になってしまいます。
そこで、庭を外構工事のみで飾るのではなく、雑貨などの小物も採用すると良いです。これであれば、エクステリアプランをシンプルにしながらも、風格のある外観を作ることが可能になります。
雑貨で庭を飾る
外構工事を行う際、「周りの家よりも見栄え良く造りたい」と考えるのが一般的です。しかし、エクステリアのデザインのみが建物全体の見た目を左右するわけではありません。
例えば、好みの雑貨や植栽を置くだけで華やかな庭を演出することができます。
ホームセンターや雑貨屋さんへ足を運べば、エクステリアを華やかに飾ることができる商品がたくさん売られています。
例えば、ポストや照明、ガーデニンググッズなどさまざまな種類があります。あなた好みのデザインや色合いのものが必ずあるので、見ているだけでも楽しめるほどです。
ただし、庭は室内ではないため、雨や風、直射日光が当たります。そのため、それを踏まえた上で雑貨を選ぶ必要があります。これを考慮せずにエクステリアグッズを配置してしまうと、すぐに壊れたり色あせたりしてしまいます。
雑貨を置く位置を考える
例えば、日の当たる場所ではガーデニングをすると良いです。単に花を飾るといっても、オシャレな花瓶やプランターなどがあるため、それを活用することで庭の印象を大きく変えることができます。
また、庭一面をシンプルに芝生のみにして、そこにアンティーク調の椅子とテーブルを置くだけでも雰囲気のあるエクステリアになります。
さらに見るだけではなく、バーベキューやホームパーティーも楽しめるようになります。
一方、あえて日陰に雑貨を配置する方法もあります。一日中、日の当たらない場所は藻や苔が生えやすいため、それを見越してオブジェを配置すれば、月日の経過と共に味のあるエクステリアに育て上げることができます。
ただし、小さなオブジェの場合、強風で飛ばされて破損してしまう可能性があるため、高いところには置かないことをお勧めします。見栄えを良くするために設置したにも関わらず、庭を汚してしまっては本末転倒です。
このとき、飾るものは売られているものに限らず、自作のものを置いても良いです。自らが作ったものであれば、材料代だけですむため、低価格にてエクステリアを彩ることができます。
なお、「手入れが面倒」と考える方の場合、できるだけメンテナンスを必要としない製品を選ぶようにしましょう。たとえ見栄えのある外構に飾ったとしても、手入れをしていない庭はみすぼらしい外観になってしまうからです。
エクステリアの構成自体はシンプルであっても、雑貨やオブジェで華やかな外観にすることができます。まずはポストや花瓶など、手軽に設置できるものから外構を飾ってみてはいかがでしょうか。