庭の中を回遊しながら見て楽しむ日本庭園:廻遊式庭園とは

回遊式庭園

 

「日本の庭」といえば、日本庭園が世界的に有名です。

その中でも、「廻遊式庭園(かいゆうしきていえん:回遊式庭園とも書く)」という様式の和庭は、日本が世界に誇れる庭園です。

回遊式庭園とは、庭園内を回遊して観賞することができる日本庭園のことを指します。
また、回遊式庭園は「寝殿造庭園(しんでんづくりていえん)」や「浄土式庭園(じょうどしきていえん)」、「枯山水庭園(かれさんすいていえん)」、「書院式庭園(しょいんしきていえん)」など、数ある日本庭園の集大成でもあります。

回遊式庭園の概要

回遊式庭園の中で最も一般的な形式は、「池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)」と呼ばれるものです。

その構成では、大きな池を中心に配置して、築山(つきやま:人工的に造った山)や中島(池の中にある島)、橋、白砂、滝などの伝統的な日本庭園の要素を持ち、その周囲に園路(えんろ:庭園の中の道)を巡らせます。

その代表として、右の写真のような京都府京都市にある「桂離宮庭園(かつらりきゅうていえん)」が有名です。

また、廻遊式庭園は回遊しながら楽しむだけではなく、書院式庭園の特徴である「室内からの景色」まで重視しているため、各部屋ごとに異なる風景を楽しめるように造られています。

園路の所々には、休憩所や庭園を眺望する展望所として、「茶亭(ちゃてい)」や「東屋(あずまや:庭園を展望したり休憩したりする場所)」なども配置されます。

庭という空間を室内や休憩所から楽しむことを目的として造られていたため、そこからの眺めは外から見る庭園とは違った景観を楽しむことができます。

また、廻遊式庭園は庭だけではなく、建物そのものも庭園の要素として取り込んでいるという特徴があります。

他の日本庭園の様式と同じように、テーマは主に「日本の名所」です。このとき、原寸で再現することは不可能なので、池や石などで風景を「縮景(しゅくけい:自然の風景を縮小して庭園内に作られたもの)」して表現します。

ただし、ワンパターンな景色が続くのではなく、そのテーマは区切られるように造られています。庭園内を回遊する際、次々と景観が変化していくため、客人を楽しませることができます。

例えば、滝や水の流れを望めるエリアがあったり、四季の移り変わりを楽しむことができる植栽が植えられている場所があったりと、そのおもてなし方法はさまざまです。庭園を進んでいくと、予想もしなかった風景が現れ、異なる景色が次々と見えてくるため、飽きることなく回遊することができます。

なお、日本以外の国でも回遊する形式の庭園は存在します。しかし、自然風景の表現やその変化の付け方などは日本独自のものです。また、前述の通り、回遊式庭園は建物も庭の景観の一部として考えるため、全てを一つの作品として捉えるのが特徴です。ここに、日本庭園の魅力があります。

海外の庭園は「庭そのもの」を楽しむのに対して、日本庭園は空間全てを楽しむことができます。

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