外構工事(エクステリア工事)を行う際、大半の方が見栄えや値段ばかりを気にして庭造りを行ってしまいます。しかし、機能性も考慮してプランニングする必要があります。庭は毎日使用する場所なので、使い勝手の悪い庭ではストレスが溜まってしまうからです。
特に、都道府県によって気候が異なるため、それぞれの県に適した工事内容が存在します。中でも、大分県は「北部」「中部」「西部」「南部」の4つのエリアに分けられ、どれも気候が異なります。
そのため、大分県の中でも、あなたが住んでいる地域に合わせた庭造りを行う必要があります。
そこでこのページでは、4つのエリアにそれぞれ適した外構工事の方法を紹介します。これを学ぶことで、過ごしやすい庭を手に入れることができるようになります。
大分県の特徴
まず、大分県の気候を全体的に見ると、他県に比べると比較的穏やかで自然災害が少ない地域であることが挙げられます。しかし、前述の通り、場所によって気候の特徴が異なるため、住んでいるエリアに合わせた庭造りを行う必要があります。
例えば、北部(中津市や宇佐市、豊後高田市など)にお住いの方の場合、夏は暑い日が続きますが、台風の進路から外れることが多いです。また、冬は比較的温暖な日が多く、一年を通して過ごしやすい気候です。
そのため、庭にウッドデッキやテラスを設けるだけで、家にいながら手軽にアウトドア感覚を楽しむことができます。また、庭にライトを設けることで、ディナーやバーベキューを行うことも可能です。
ただ、外に設置する明かりはLED製のものを選ぶ必要があります。一般的な蛍光灯では、虫が寄って来てしまうからです。LEDであれば、虫に見える明かりを発しないため、お勧めです。
また、南部(津久見市や佐伯市、豊後大野市など)にお住いの方の場合、台風の通り道になることが多く、その影響を受けやすいです。
また、梅雨から夏にかけて大雨が降ることがあり、フェーン現象(山の斜面にあたった後に山を越え、暖かくて乾いた風によってその付近の気温が上がる現象)の影響で温度が高くなります。
一方、冬は晴天の日が多く、温暖な気候で過ごしやすいです。
そこで有効なのが、オーニング(折り畳みができる可動式の屋根)です。夏の強い日差しを遮ることで、猛暑を緩和することが可能です。
また、冬は折りたたむことで、暖かい日の光を浴びながら庭でティータイムなどを楽しむことができます。
中部(大分市や別府市、由布市、杵築市、臼杵市など)地方の場合、晴天になることが多いです。ただ、中部でもフェーン現象があるため、夏は高温になりがちです。
そのため、南部と同じようにオーニングなどのひさしを設けると良いです。また、テラスを白のタイル張りにすれば、庭の気温情報を抑えることが可能です。少し工夫するだけでも、暑さを緩和できます。
最後に、西部(日田市や竹田市など)地方は内陸方気候に分類されるため、一年を通して雨の量が多いのが特徴です。また、夏と冬の温度差がはげしく、夏は三十度以上の猛暑日が続き、湿気が多いく蒸し暑いです。一方、冬は寒さが厳しく、天気が変わりやすく時には雪が降ります。
そのため、雨や雪の日でも快適に過ごすことができる庭作りを行う必要があります。
そこで、カーポート(車を風、あるいは雪から守ってくれる屋根)を設けるだけで過ごしやすくなります。駐車場に屋根がかかることにより、車の乗り降りで雨に濡れることがなくなる上に、雪が降っていたとしても、通行が容易になります。
このページで述べてきたように、少しの工夫をするだけで過ごしやすい庭造りを誰でも行うことができます。エクステリア工事を行う際は、機能性もかねてプランニングするようにしましょう。
当サイトの大分県での対応エリア
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