外構工事（エクステリア工事）を行う際、デザインや価格ばかりを気にして庭作りをしてはいけません。地域によって、気候や治安などが異なるからです。埼玉県にお住いの方であれば、住んでいる土地について事前に調べておけば、それに対応したエクステリア工事を行うことができます。
例えば、埼玉県は県土に占める河川面積の割合が３．９％で日本一です。また、鴻巣市と吉見町の間にある荒川は、川幅が２，５３９ｍもあり、同様に河川面積が日本一です。そのため、多くの方が川の周辺に住んでいます。
ただ、このような話をすると「川の面積が日本一ということは、水災害が多いのでは？」と心配される方は多いです。しかし、実際はそうではありません。
埼玉県では川が多いことは古くから知られていたため、水害に対する工事は毎年行われています。このこともあり、自然災害を未然に防ぐ環境が整っています。
ただし、自然が相手になると、「絶対大丈夫」という保障がないため、なるべく土地の高いところに住むなどの事前の対処が必要です。
ここまでの内容を理解すると、お住いの地域のことをあらかじめ知っておくことの大切さを理解できたと思います。そこでこのページでは、埼玉県の特徴と、それに合わせた外構工事の内容について以下にまとめました。
埼玉県の特徴：安心安全
埼玉県が日本一なのは、河川面積や荒川の川幅だけではありません。実は埼玉県は、「自分たちの地域は自分で守る」を合言葉に、防犯パトロールなどを行う自主防犯活動が盛んにおこなわれています。その団体数は５千以上もあり、日本一を誇っています。
ただし、防犯を他人任せにしていけません。あなた自身も防犯パトロールなどに参加して、初めて地域が一丸となって防犯活動を行うことができます。また、あなたの家も防犯対策を行うことで、不審者や空き巣から大切な財産や家族を守ることができます。
そこで、お金に余裕がある場合、ホームセキュリティに加入することをお勧めします。経済的余裕がないとしても、安価な値段で手に入る防犯グッツはたくさんあるので、それらを活用しても良いです。
また、外構工事を行い、塀や防犯砂利（踏むと音が鳴る砂利）などを設けて防犯性に優れた庭作りをするのもおすすめです。「私の家は大丈夫」などと油断せずに、一人一人が防犯対策に力を入れることで、街の安全が保たれることを覚えておきましょう。
埼玉県の気候
次に、埼玉県の気候に適応した庭造りの方法を紹介します。太平洋側気候に属している埼玉県は、夏の日中は高温多湿です。特に、県内北部に位置する熊谷市では、過去に気温が４０℃を超えるなど、地域によってはかなり高温となる場合があります。
一方、冬は北西の季節風が強く吹き、晴天の日が多く空気が乾燥します。また、台風や雷などによる様々な気象災害が毎年報道されています。
そのため、一年を通して過ごしやすい庭造りを行うためには、ここで紹介した埼玉県の気候に適応させる必要があります。
例えば、夏場の猛暑を和らげるには、ヨーロッパの南欧に見られるような庭全体を白に統一すると良いです。外構を白くすることで、暑さを和らげることが可能です。太陽光で庭が暖まるのを防ぎ、住まいの中が暑くなら内容にできます。
ただ、冬は寒くなってしまうため、対策が必要です。
そこで有効なのが「サンルーム」です。サンルームは可動式の窓を開ければ外気を取り入れることができる上に、冷え込む日は窓を閉め切れば日向ぼっこを行うことも可能です。
そのため、寒い冬期でも外にいる感覚を味わることができます。椅子やテーブルを配置するだけでランチやお茶会を楽しむことができるのでお勧めです。
さらに、雨の日でも洗濯物を干すことができるため、梅雨の時期や悪天候の日は重宝します。
このページで述べてきた通り、エクステリア工事を行う際はデザインや値段ばかりを気にして工事内容を決めてはいけません。防犯性や過ごしやすさを考慮した上で、１０年、２０年先も過ごしやすい庭造りをしましょう。
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