外構工事(エクステリア工事)を行うとき、大半の方がデザインや値段で工事内容を決めてしまいます。ただ、庭はマイホームの一部なので、毎日使用する場所です。そのため、機能性も考慮して外構プランを立てなければ、過ごしづらくなってしまいます。
例えば、見栄えばかりを気にしていると、駐車場やアプローチ(敷地の入り口から玄関までの路)のような頻繁に使用する場所で怪我をしやすくなります。どちらも人が歩く場所なので、滑りにくくする工夫が必要です。そのため、エクステリア工事は地域に合った庭造りを行う必要があります。
そこでこのページでは、山梨県の特徴に適応した外構工事の方法を紹介します。
山梨県の特徴
山梨県の気候は、中央高地式気候(周囲を標高の高い山地に囲まれている盆地の気候)に属しています。しかし、地域によって気候の差が大きくあります。
例えば盆地の場合、夏は暑く冬は寒さが厳しいのが特徴的です。また、冬の時期は八ヶ岳おろしと呼ばれる季節風が強く吹きます。山梨県の降水量は年間を通して少なく、晴れる日が多いですが、台風の通過点となることがあり、集中豪雨になる場合があります。
そのため、盆地にお住いの方がエクステリア工事を行う場合、夏は涼しく冬は寒さを耐えられるようにする必要があります。
その場合、風の量を調節できるようにすると良いです。建物の周りを囲うことで、風の勢いを抑えることが可能です。これを行えば、風の強い日でも洗濯物を干したり、冬でも外で日向ぼっこを楽しんだりできます。
ただ、建物全体を塀などで覆ってしまうと、風がこもって夏は過ごしづらくなってしまいます。そこで、一部を植栽にしたり風を通すフェンスを採用したりするようにしましょう。風を完全に遮断しないことで、空気の流れを確保できるようになるからです。
また、可動式の扉などを設けることで、その日の天候に合わせて風の量を調節できるのでお勧めです。
一方、山麓のエリアでは、盆地のエリアに比べて気温は高くならないのですが、降水量が多くなります。盆地との気温差は6℃に達することがあるほど気温の差が大きいのが特徴的です。
また、冬期の山間部は雪が降ることも珍しくありません。雪の量によっては除雪作業も必要になるため、雪かきを行いやすい庭作りにすることも忘れないようにしましょう。
さらに、盆地に比べて路面が凍ることも頻繁にあるため、いつも利用する通路や駐車場の素材は滑りにくいものを採用してください。
同じ山梨県であっても、地域によって気温差や降水量が異なるため、あなたが住んでいる地域に合わせた外構工事を行うようにしましょう。
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