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駐車場が陥没するのは外構(エクステリア)の手抜き工事が原因

 

外構工事(エクステリア工事)の中で、コンクリートを使用した工事が一般的になりました。

 

例えば、駐車場やアプローチ(敷地の入り口から玄関までの路)、あるいは擁壁(コンクリートの壁)などがあります。

 

材料代が高く、外構工事の中でも高額な工事ですが、人気の絶えない工事項目になります。

 

しかし、業者からすると、コンクリートを使用した工事は「不正を行いやすい」ことが挙げられます。高額な単価で工事の契約を結んだ後、手抜き工事を行い、工事費用を浮かせている業者は無数に存在します。

 

このような業者が行っている不正を、具体的に話していきます。コンクリート工事の裏側を以下にまとめました。

 

また、この内容について、以下の動画で詳しく述べています。

 

 


 数量を減らすことで儲けを出す
前述の通り、コンクリートは材料代が高額です。材料代が高額ということは、必然的に工事費用も高くなります。これを利用してお客様を騙して儲けを出している業者がいます。

 

車などの重いものが乗る駐車場は、最低でも10cm以上の厚みがなければすぐにボロボロになってしまいます。また、コンクリートの中にワイヤーメッシュと呼ばれる、あらかじめ溶接をしてある鉄筋を入れなければ、コンクリートは簡単に割れてしまいます。

 

例えば、縦10m横10m厚み15cmの駐車場を設けるとします。このとき、数量の計算式は「10x10x0.15=15」となります。つまり、上記の内容で工事をするためには15mのコンクリートが必要になります。

 

コンクリートを15mも使用すると、どれだけ安くても材料代だけで20万円以上になります。実は、不正を行う業者はこれを利用します。

 

あらかじめ、お客様にコンクリートの値段が高いと理解させた上で、コンクリートの厚みを減らすのです。例えば、厚みを10cmに減らせば、使用するコンクリートを3分の1の10mに抑えることができます。これだけで数万円の利益がでます。

 

たしかに、駐車場のコンクリートは10cm以上あれば持ちこたえることができます。しかし、15cmの見積もりで契約をしているのであれば、10cmで工事を行うのは明らかに不正であり、お客様を騙していることになります。また、厚み15cmのコンクリートにくらべ、強度も落ちます。

 

この場合、元々のコンクリートを流し込む面積が広いほど、業者にとって誤魔化しやすくなるということです。

 

このような不正を防ぐために、対策を行わなければいけません。例えば、業者に問い合わせを行い、設計上の厚みを確認します。その上でコンクリートを流し込む前の厚みをスケール(ものさし)で計測してください。これを行えば、コンクリートの厚みがごまかされることを防げます。

 

コンクリートにとって、厚みは命であり、料金を支払った分だけの工事を行ってもらう権利があります。少し言いづらいかもしれませんが、必ずこれを行ってください。

 

 コンクリートの配合を低くして儲けを出す
コンクリートには配合と呼ばれるものがあります。配合とは、コンクリートの強度や柔らかさを数字で表したものです。実際の伝票の配合は、以下のように表示されます。

 

 

「呼び強度」という表記の下にある数字がコンクリートの品質を左右します。この数字が大きくなれば高強度になり、小さくなれば強度が低下します。コンクリートの値段も、呼び強度に比例して変動するため、数字を低くすれば低くするほどコンクリートの値段を安くすることができます。

 

次に、「スランプフロー」と表記されている項目は、コンクリートの硬さを表しています。

 

数字が大きくなれば柔らかくなり、小さくなれば硬くなります。また、柔らかくするためには水を入れなければいけないため、セメント量を増やさなければいけません。

 

セメントはコンクリートを作り出す材料の中で最も高額です。そのため、スランプを大きくすると、料金が高くなります。

 

次に表記されているのは、粗骨材の最大寸法です。これは石の大きさです。この伝票の場合、「一番大きい石は2cm(20mm)」ということになります。

 

これらをまとめてコンクリート配合と呼んでいます。この配合で、コンクリートの品質と値段が決まります。工事では値段を抑えるため、配合を低くして工事を行う場合があります。

 

しかし、配合を低くしすぎると、工事に必要な強度を出すことができません。普段使われているコンクリートの呼び強度は、最低でも18以上です。外構工事に使用されるものであれば、21以上の呼び強度が必要になります。

 

身近な例であれば、敷き均しコンクリート(構造物の下地)やタイルの下地であれば、呼び強度は18以上あれば問題ありません。しかし、車などの重いものが乗る駐車場は、最低でも21以上の呼び強度が必要です。呼び強度18で駐車場の工事を行う業者もいますが、強度のことを考えるとお勧めはできません。

 

配合はコンクリートの強度を決める大切な要素です。そのため、コンクリート工場ではコンピューターによってコンクリートを生産しています。実は、この配合を利用して利益を出している業者がいます。

 

例えば、見積もりのコンクリート配合の呼び強度は21以上で出して、実際に行う工事の呼び強度が18やそれ以下で工事を行う業者がたくさんいます。これでは設計通りの強度を出すことは不可能です。

 

前述の通り、車などの重いものが乗る駐車場は、最低でも21以上の呼び強度が必要です。たとえコンクリートの中に鉄筋を入れたとしても、車などの重いものが何度も乗り上げたらひび割れてしまいます。

 

このように、コンクリートは厚みや配合をごまかすことで簡単に利益を出すことができます。素人はこれが分からないため、気付かないうちに粗悪な外構工事をされてしまいます。高額な費用に見合った工事を行ってもらうために、当サイトで基礎知識を身につけてください。

 

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