軟弱地盤を良好地盤に変える地盤改良工事:表層改良とは

土地の改良工事

土地選びを行う際、地盤の良い土地を選ぶ必要があります。適当に決めてしまうと、軟弱地盤の土地を購入してしまう可能性があるからです。また、低価格で売りに出されている土地は軟弱地盤である可能性が高いです。「高額であるはずの土地が安い」ということは、なにかしらの理由があります。

なぜ軟弱地盤を選んではいけないかというと、地盤改良に多額の費用がかかるからです。安い値段で土地を購入できたとしても、地盤改良に数百万円以上の費用がかかり、良好地盤の土地を買うのと変わらない値段では意味がありません。

ただし、予算の都合や立地条件を考慮して土地選びを行う場合、軟弱地盤の土地を選ばざるを得ない方はたくさんいます。

そこで、土地の値段と地盤改良の費用を合わせた金額が安い土地を選ぶ必要があります。軟弱地盤の中でも、低価格で地盤改良を行うことができる「表層改良」について以下にまとめました。

たとえ軟弱地盤であろうとも、きちんと地盤改良を行えば家を建てたり外構工事(エクステリア工事)を行ったりしても地盤沈下などのトラブルの心配をする必要がなくなります。

表層改良とは

まず、表層改良とは、地盤の表層にある軟弱地盤にセメント系の固化材を混ぜ合わせ、軟弱地盤層の強度を上げ、下部の良好地盤層と一体化させて支持地盤(建物を支える地盤)を造る工法です。セメント系固化材を使用するといっても、植物などへの影響はないので、自然環境にも優しいです。

表層改良では、まず固化材で増える分の土を取り除き、残りの土と固化材をショベルカーなどの重機で入念に混ぜ合わせます。最後に重機や転圧(締固めること)機械で固めて完了です。

この工事では、残土(余った土)が多く出てしまうため、残土処理費用がかかります。
残土は処理場でなければ処分できません。

広い範囲で表層改良を行う場合、柱状改良(ちゅうじょうかいりょう:土の中にコンクリートの柱を設ける方法)の方が安くすむことがあるので、必ず不動産会社に相談するようにしてください。

また、固化材は粉末なので、風で舞ってしまいます。そのため、工事中は近隣の住宅に迷惑をかけてしまう可能性があります。

都心部のように住宅が隣接している場合、表層改良を行う前に必ず周り近所に一言挨拶をしておきましょう。

現在では、周りに飛散しないタイプの固化材が主流になったのですが、業者によっては従来の飛散しやすい固化材を使用していることがあるため、十分に気を付けてください。

軟弱地盤の土地を購入する際の注意点

建物の床面積が30坪程度で改良する深度が1メートルの場合、表層改良にかかる費用は40~60万円程度です。深度(深さ)や改良する面積の大きさに比例して、施工費用も高額になります。

ただし、表層改良が採用されるのは良好地盤までの深度が2m以内の場合に限ります。それ以上になると、柱状改良の方が安価に抑えることができます。前述の通り、どちらが安く地盤改良工事を行うことができるか、不動産会社に尋ねることを忘れてはいけません。

また、購入を検討している土地を見つけた場合、不動産会社に地盤の状態を細かく説明してもらいましょう。これを行うことで、土地の値段と地盤改良にかかる費用を照らし合わせた土地選びが可能になります。

もし、地盤改良に多額の費用がかかってしまう場合、その土地の購入をあきらめた方が無難です。

悪い地盤を人工的に改良した土地よりも、初めから良好地盤の土地を選んだ方が価格も工期(工事期間)も削減できるからです。

ただ、地盤について細かく説明してくれない不動産会社がいるのは事実です。新たに土地を購入しようと考えている方のほとんどは、その土地の歴史を知らないため、そのような不動産会社は軟弱地盤であることを隠して売ることを目的にしています。

このような悪徳の不動産会社に騙されないために、必ず下調べを行うようにしてください。全てを業者任せにしてはいけません。ある程度は地盤について把握しておかないと、足元を見られます。

下調べをする際は、購入を検討している土地の周り近所に住んでいる方に、地盤について尋ねてみると良いです。特に、古くからその土地に住まわれている方に話を聞けば、土地の歴史についても把握できます。

例えば、昔は田んぼや畑だった場所を宅地に造成(ぞうせい:宅地にするために元の土地の形質や形状の変更をすること)した土地の場合、軟弱地盤である可能性が高いです。

また、不法投棄が当たり前のように行われていた時代に造られた土地の場合、地中に驚くほどのごみが埋まっている可能性があります。これらの情報は、周り近所の方に聞かなければ知りえない情報です。

このように、地盤のことも考慮して土地選びを始めると、値段や立地条件だけで土地を選んではいけないことを理解できます。土地を購入する際は、別途でお金がかからない物件を探すようにしましょう。

ただし、軟弱地盤の土地を買う場合であっても、このページで述べてきた内容を全て把握した上での購入であれば、のであれば、問題ありません。

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