夜に外でパーティーをしても、虫や蚊寄り付かない庭の造り方

防虫

近年では、外構工事(エクステリア工事)を行う人の多くが、「庭でパーティーやバーベキューをしたい」という要望を口にするようになりました。そのため、メインガーデン(主に使用する庭)を広くとったり、ウッドデッキを設けたりする方がたくさんいます。

自慢のマイホームに親戚や友人を招いて、特別なひと時をプライベートガーデンで過ごすことができれば、思い出作りのできる庭になります。

ただ、夕方を過ぎると虫の動きが活性化するため、日が落ちる時間までホームパーティをしていると、明かりにつられて虫が集まってきます。ご飯を食べているにも関わらず、蚊や蛾(が)などの存在に気を取られていたらせっかくの楽しい時間が台無しです。

このようなことを未然に防ぐために、エクステリアをライトアップする照明を「虫や蚊、蛾が寄り付きにくい明かり」にする必要があります。実は、虫は明かりに集まっているのではなく、虫が好む紫外線に群がっています。

つまり、「紫外線を含まない光を放つライトを採用すれば、夜に庭でパーティーやバーベキューをしていても虫が集まることはない」ということです。このページでは、虫が好む光の波長(音や光が空間を伝わる波動)について詳しく述べていきます。

虫・蚊・蛾などが集まりにくい波長とは

まず、虫が光に集まる習性を知る前に、「波長」について知る必要があります。太陽の光や蛍光灯の明かりには、様々な波長の光が含まれています。そのうち、人間が「色」として認識できる範囲の光を「可視光線(かしこうせん)」と呼びます。

人間が色として認識できる波長の範囲は、多少の個人差はありますが、短波長側(たんはちょうがわ:紫外線と可視光線の境界)が360~400nm(ナノメートル)、長波長側(ちょうはちょうがわ:赤外線と可視光線の境界)が760~830nmといわれています。

この範囲に、いわゆる虹の色である紫、藍、青、緑、黄、橙、赤の7色を認識することができます。以下の図をご覧ください。

短波長順である380~450nmの範囲が「紫色」に見えますが、それよりも波長が短い光は、人間の目には色として認識できません。この波長が短い光を、「紫色の外側の光線」という意味で、「紫外線」と呼びます。

一方、長波長順である、620~780nmは「赤色」に見え、それよりも波長が長い光も同じく、人間の目には色として認識できません。これは、「赤色の外側の光線」なので「赤外線」と呼びます。

これら「紫外線」と「赤外線」を合わせて、「人間の目には見えない光線」ということで「不可視光線(ふかしこうせん)」とも呼びます。

ちなみに、街灯などに虫が集まってくるのは、「走行性(そうこうせい:生物が光刺激に反応して移動すること)」という習性によるものです。

走行性とは、太陽や月などの光から放たれる紫外線を頼りに、一定方向に飛行する機能のことです。ただ、人間が作り出した照明にも紫外線が含まれているため、虫は明かりに突進してくるように群がってきてくるのです。

この習性を利用したのが、「バチッ」と音を立てて虫を退治する「電撃殺虫器」または「紫外線殺虫器」と呼ばれるものです。虫が好む紫外線を放つ照明を店の出入り口付近に設置して、虫を誘導して退治しています。

逆にいえば、紫外線を放たない照明を利用すれば虫が集まることはありません。

紫外線を放たない照明器具を活用する

実際に、コンビニやスーパーで使用されている照明器具は、紫外線を放っていないません。そのため、虫が集まりません。

ただし、紫外線をカットしても、人間は紫外線を認識できないため、今まで通りの明るさで虫だけを寄せ付けないライトを採用しても問題ありません。

従来では、蛍光灯の周りに紫外線をカットするフィルムを貼ったり、特殊な電球を使用したりしていました。

しかし、照明器具として多用されるLED(発光ダイオード)は紫外線を発しない上に、明るさも抜群です。さらには省電力で長寿命なので、スーパーやコンビニ、家電量販店、飲食店など、ほとんどの商店がLEDを採用しています。

LED照明や紫外線を発しないライトを使用すれば、虫が群がることはほとんどありません。LEDは虫の可視光線である波長(410nm)以下を出さないので、虫が寄り付きにくいのです。

このページで述べてきた内容を理解すると、LEDがエクステリアライティング(庭の照明)に適していることを理解できます。もし、「外でパーティーやバーベキューを行いたい」と思うのであれば、紫外線を出さないライトを選ぶようにしましょう。

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