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火事から家を守るエクステリア工事:植栽で防火壁を造る

 

暮らしやすいエクステリアとは、毎日安心して過ごすことができる外構のことを指します。例えば、防犯性に優れていたり、子供が走り回ったりしても安全な庭です。余計なことを考えずに過ごせる空間を作り上げることができれば、日々の生活の中でストレスを感じることはありません。

 

ただ、いくらあなたの家やエクステリアを安全性の高い庭にしたとしても、周り近所にトラブルが発生した際は、あなたの家も被害をこうむる可能性があります。

 

例えば、「火事」です。いくらあなたが火事に気を付けて生活をしていたとしても、隣家が火事になり、延焼(えんしょう:火災がおきた際に出火元以外の建物に火が燃え広がること)であなたのマイホームに燃え移るかもしれません。

 

ほとんどの住宅は、周り近所の建物と隣接して建設されているため、一つの建物が火事になると周りの家にも火が回ることはよくある話です。特に、都心部の場合は隣家との距離が極端に近いため、隣の家が火事になった際、風向きがあなたの家に向いてしまうと危険です。

 

一度火事の被害にあってしまうと、家の全ての財産をなくしてしまう可能性が高いです。それどころか、大切な家族の命や楽しかった思い出も全て消え去ってしまいます。

 

そこで、敷地の境界にフェンスや塀のみを設けるのではなく、火事に強い植栽を植えることをお勧めします。「備えあれば患いなし」という言葉があるように、事前に備えておくことであなたの大切な財産を守り抜くことができます。

 

 植栽の緑を防火壁に利用する
外構工事(エクステリア工事)を行う際、一般の方が防火壁を設けることはまずありません。しかし、隣近所が火事になった際、「樹木のおかげで延焼を免れた」という話はよく耳にします。水分を多く含んだ大きな葉をもつ樹木は燃えにくく、防火壁のような役割を果たすのです。

 

 

樹木でつくる防火壁は、葉の形が広く平で肉厚の常緑広葉樹(じょうりょくこうようじゅ)を選ぶと良いです。あるいは、葉の付き方が密な常緑針葉樹(じょうりょくしんようじゅ)が適しています。両者共に共通している点は、「常緑樹」という点です。常緑樹は一年以上枯れることが無い、青々しい葉を付ける木のことを差します。

 

火事は乾燥する冬に起こりやすいため、冬に葉を落とす落葉樹は防火壁には不向きです。

 

ただし、落葉樹の中にも、イチョウやユリノキなど、防火樹には向かなくても「火」そのものには強い樹木は存在します。植栽を植える方の中には、「常緑樹だけではなく、落葉樹も植えたい」と考える方は少なくありません。そのため、常緑樹を敷地の外側に植え、内側に火災に強い樹種の落葉樹を植えるようにしてください。

 

なお、いくら常緑樹を植えたとしても、樹高(樹木の高さ)を超える位置に火が回った場合、風向き次第であなたの敷地内に火が回る可能性は否定できません。そこで、防火を意識した植栽の植え方を知る必要があります。

 

 防火を意識した樹木の植え方
近隣からの延焼は、火の粉によるものが圧倒的に多いといわれています。これを防ぐためには、敷地の境界に植える樹高を高いものにしなければいけません。木の高さは、高ければ高いほど防火壁の効果を期待できます。

 

火は上に向かって広がるため、二階部分は大きく炎上しやすいです。上の階への被害を食い止めるには、樹高は少なくとも6m以上必要です。また、火の粉が樹木の間をすり抜けないようにするには、植栽の間隔を0.5〜1m以内で植えるようにしましょう。

 

ただ、上ばかりを気にしていると、足元がお留守になってしまいます。実際に、隣家が火事になった場合、火事の被害に遭っている建物の一階部分が燃えることによる輻射熱(ふくしゃねつ:熱の根源から離れていても、電磁波のように他の物体に伝わる熱のこと)が延焼の原因になる場合が多いです。

 

これらを防ぐためには、高木の防火樹の足元に「火に強い常緑樹」を植えるようにしてください。高木の防火樹と同じように、植栽の間隔は0.5〜1m以内で植えるようにしてください。

 

このように、建物の外観を彩る植栽に少し防火対策の知識を加えるだけで、防火壁に早変わりします。不審者からマイホームを守ることも大切ですが、自然災害からも建物を守るエクステリアを意識して外構プランを立てるようにしてください。そうすることで、あなたの大切な財産を安心して守り続けることが可能になります。

 

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