日本庭園に見られる茶室へ続く路:茶庭・露地とは

茶庭

日本庭園と聞くと、広大な土地に池や島などがあり、風景を造りだしているものを想像する方がほとんどです。そのため、日本庭園は見て楽しんだり池に船を出して遊んだりするのが一般的と考えられます。

しかし、日本庭園の中にはこれらの概念が存在しない庭園様式があります。

それは、「茶庭(ちゃてい)」です。また、「露地(ろじ)」とも呼ばれています。なぜ、茶庭と呼ばれているかというと、茶室へと繋がる庭だからです。

茶庭は茶室へ行くための通路でありながら、日本庭園の一つの様式として確立しています。

茶庭を語る上で欠かせない人物がいます。それは、「千利休(せんのりきゅう)」です。

そこでこのページでは、千利休のことについて述べていくと同時に、露地との関係性を明らかにしていきます。これを学ぶことで、茶庭が日本庭園の中でどのような位置付けをされているのかを理解できます。

路地と千利休の関係性

茶庭は数ある日本庭園の種類の中でも、広大な土地を活用して風景を表すような豪華な造りではありません。露地と呼ばれるように、あくまでも茶室へ向かうための通路とされているからです。

実際に、昔は露地という漢字ではなく、「路地」と書かれていました。江戸時代の茶書「南方録(なんぽうろく)」などで、「露地」の名称が登場するようになり、現在では露地という表記が一般的になりました。

また、千利休が詠んだ歌の中に、「露地はただ浮世の外の道なるに心の塵をなぞ散らすらむ」というものがあります。これは、茶庭は通路であるとともに、雑念を取り払って茶の湯の世界に誘うための場所と位置付けていると読み解くことができます。

そのことから、茶庭は「わびさび(質素を第一とする思考)」が大切と考えられています。あくまでも自然体な庭を表現することが重要視されるため、人工的な造りを取り入れることはありません。露地に花などを用いず、豪華に造られない理由はここにあります。

露地を飾る材料はシンプルであり、主に飛び石や石灯篭(いしどうろう:石で作った灯籠)、蹲踞(つくばい)などが使用されます。

飛び石は、自然石を使用して、客人が茶室へ足を運ぶための通路の役割を果たします。

次に、石灯籠は夜の茶会の照明として添えられます。露地に設ける石灯籠は、茶庭に配置するために新たに造るのではなく、他の場所で既に使用されているものを持ってきて設置します。極力自然に手を加えないことが基本とされているからです。

そして、蹲踞は茶室に入る前に手を清めるために設けられています。茶道の習わしの中で、這いつくばるように身を低くして手を清めたことから、つくばいと呼ばれています。

また、蹲踞に使用される手水鉢(ちょうずばち:水をうけるための石で出来た鉢)は、石灯籠の一部が活用されることもあります。茶庭は質素を第一とする思考だからであり、これがわびさびの考えに繋がりますです。

このことから、露地は鑑賞するのではなく、「庭そのものに実用性を持たせる」という特徴があることが分かります。茶庭が、一般的に華やかさを求めない理由はここにあります。

今後、露地を見たり通ったりする際は、庭園として鑑賞して楽しむのではなく、その空間を堪能することを意識して見てください。茶庭というのは、雑念を捨てて心を清め、茶の湯の世界へ入るための神聖な場所ことを覚えておいてください。

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