小さな土地の外構を彩る工事法:建物と庭を一体化する

家と庭

外構(エクステリア)のデザインは、一般的に建物の配置や間取りが決まった後、敷地に余った「間」を埋めるようにして考えることが多いです。

しかし、エクステリアを建物が建った残りの部分とせずに、内部(建物)と外部(道路)を繋ぐ中間的領域として考えることが大切です。そこで、間取りと一緒に計画していけば、庭のデザインのバリエーションは大きく広がります。

特に、都心部のように住宅が密集した場所の場合、外構と家の距離が近づくため、それらを一体で考えることが重要です。それぞれを独立して考えるためには、それなりの大きさの土地が必要になるからです。

エクステリアを建物の一部として考えることで、庭と家を一体化させることができます。外構を内部空間に取り込むことで、庭のスペースがない土地にお住まいの方でも、マイホームを彩ることができます。

外構を内部空間化する

外部と建物との間にある空間を、内部空間として考えれば、室内に面積以上の広がりと開放感を生み出せます。例えば、建物の一部にくぼみをつくり、そこに植栽を植えればガラス越しに緑が室内に取り込まれ、外部からの視線を柔らかく遮ることができます。

また、敷地いっぱいに建物が建っている場合、配植(植栽を配置すること)ができません。この場合、ツル性の植物を植えると良いです。隣家が接近していても、その視線を遮りながら緑を室内に取り込むことが可能になるからです。

建物に外構を引き寄せることで、両者のつながりは深まり、外部から適度な距離感を保つことができます。

ただ、植える植栽の種類に気を付けないと、後で後悔することになります。例えば、落葉樹(らくようじゅ:冬に葉を落とす樹木)を境界ギリギリの場所へ配植してしまうと、落ち葉を拾うのが大変になるだけではなく、隣家の方に迷惑を変えてしまう恐れがあります。

また、常緑樹(じょうりょくじゅ:一年中緑の葉をつけている樹木)であっても、害虫がつきやすい植栽はトラブルの原因になりかねません。樹種(じゅしゅ:樹木の種類)によっては、周り近所から嫌われるものもあるため、樹木を選ぶ際は慎重に検討しましょう。

内部との関係性を考える

エクステリアを建物と一体化して考えるのは、内部と外部の関係性を同時に考えていくことに繋がります。

そこで、どちらにとってもより効果をもたらすデザインにすることを考えるようにしましょう。

例えば、道路や隣家との間の小さな空間を緑化することで、内部と外部の両方に潤いをもたらすことができます。都心部では、2階にリビングのある住宅は多いのですが、緑を楽しめるほどの高木(たかぎ:3mを超える植栽)を植えられる敷地は少ないです。

そのような時は、先ほど挙げたツル性の植物を活用すると良いです。木製のフレームやネットなどを設けることで、ツルを這わせる場所を指定できます。そして何より、ツルはホームセンターや園芸センターで低価格で手に入るため、経済的に優しいのが最大の魅力です。

室内は木漏れ日(こもれび)で涼しさを得られ、外部には緑の美しい街並みづくりに貢献できます。

もし、建物を建てるだけで敷地の大半を使用してしまう場合、家とエクステリアを一体化して考えるのも一つの手段です。そうすることで、建物の外観は生まれ変わり、周り近所の住宅に差をつけることができます。

なお、どうしてもきちんとした庭が欲しい場合、建物をコの字型にして、中庭を設けても良いです。

小さな土地だからといって外構工事を行わないのではなく、使用できるスペースを最大限に活かす方法を考え始めると、あなたのマイホームは見違えるほどの見栄え良くなります。

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