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コンクリートの強度を著しく低下させるジャンカとは

 

コンクリートの特徴は「圧縮強度」に優れていることです。また、欠点である「張力」を補うためにコンクリートの中には鉄筋が入っており、その鉄筋によって張力を補っています。

 

コンクリートと鉄筋を組み合わせたものを「鉄筋コンクリート」と呼びます。鉄筋コンクリートは「高強度」で、さらに「耐久性」に優れていることから高層ビルやトンネルも鉄筋コンクリートでできています。

 

外構工事(エクステリア工事)だと、家の周りを囲う壁や駐車場などに鉄筋コンクリートが適しています。また、最低強度のコンクリートでも、30年以上はメンテナンス不要でその姿を保つ上に、コンクリートの冷たい質感が良い雰囲気を演出するので外構工事にはなくてはならないものとなりつつあります。

 

しかし、きちんと工事を行わないとコンクリートの強度を著しく低下させてしまいます。コンクリートは硬化する前、「生コン」と呼ばれており、液状で現場に運ばれてきます。

 

職人さんの手によって、きちんと締固め(余分な空気を抜いて、コンクリートの密度を高める作業)を行わなければ「ジャンカ」と呼ばれるものが発生してしまい、コンクリート本来の強度を生み出すことができません。コンクリート一つにしても、「専門知識」と「職人の技術」がなければ良いコンクリート構造物を作り出すことはできません。

 

コンクリートのジャンカは非常に恐ろしいものです。ジャンカについて以下にまとめました。

 

 コンクリートをむしばむジャンカ

まず、「ジャンカ」とはコンクリート打設不良の事例の一つです。コンクリート打設には、決められた流し込み方があり、それにしたがってコンクリート打設を行わなければ写真のように偏ったコンクリートになってしまいます。

 

写真の赤で囲んである「砂利が浮き出ている部分」のことをジャンカと呼びます。

 

ジャンカが発生してしまうと、コンクリートの強度は著しく低下してしまい、もろくなってしまいます。空気が入ってコンクリートが空洞になってしまっているため、コンクリートの中に入っている鉄筋に多大な影響を及ぼします。

 

コンクリートは強アルカリ性でできており、鉄筋の酸化を防ぐ役割を果たしています。また、鉄筋の酸化を防ぐということは鉄筋の錆びを防ぐことに繋がるので、いつまでも強度を保つことができます。しかし、ジャンカが発生してしまうと、鉄筋が酸素に触れる可能性が高くなってしまうので、コンクリート内の鉄筋はむしばまれていきます。

 

また、コンクリートは砂や砂利、セメント、水を混ぜ合わせたものでできています。大きく分けると「ペースト状のモルタル」と「バラス(砂利)」に分けられます。これらが偏らずに混ぜられて初めてコンクリートの強度を発揮することができるのです。

 

つまり、ジャンカが発生すると鉄筋が錆びやすくなる上に、コンクリート本来の圧縮強度もなくなってしまいます。

ジャンカの発生がなく、きれいにコンクリートが打ち込まれて初めて高強度の鉄筋コンクリートができます。

 

ジャンカを生じさせないためには、バイブレーター(振動機)という機械でコンクリートに振動を与え、砂利の間に入った余分な空気を抜いていきます。その後、隙間にセメントペースト(ペースト状の生コン)を廻していきます。

 

バイブレーターをかける作業は非常に大切な作業ですが、面倒くさがって行わない職人さんが非常に多いです。

 

バイブレーターの役割はジャンカの発生を防ぐだけでなく、コンクリートを締め固めることで、割れにくいコンクリートを作り上げることもあります。

駐車場のコンクリート打設では、目に見える部分以外の表面は土の中に隠れてしまいます。、そのため、9割以上の職人さんがバイブレーターをかけようとしません。ただ、バイブレーターを使わなくても、腕の良い職人さんなら手で締固めを行うことができます。

 

しかし、私はかけなければいけないと思います。なぜなら、「バイブレーターをかける」ひと手間で割れにくいコンクリートを作り上げることができるからです。外構工事でコンクリート打設を行う際は、「バイブレーターをしっかりかけてください」と必ず伝えてください。あなたのその一言で品質が一気に向上します。

 

多くの職人さんは、自分の経験だけで物事を判断している人が多すぎます。一方で、専門的な知識を元に工夫を凝らしている職人さんは極端に少ないです。元職人の私がいうのもなんですが、業者選びは本当に難しいです。

 

ただ、数ある業者の中には上質な工事を行い、お客様のことを第一に考えている業者がいます。外構工事は業者選びで決まるといっても過言ではありません。外構工事で後悔しないために、業者選びに一番労力を注いでください。

 

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